2021年4月21日、株式会社コングレ(東京都中央区、代表取締役社長:武内 紀子)と株式会社新産業文化創出研究所(東京都千代田区、代表取締役所長:廣常 啓一)は、MICEイノベーション研究会の第10回を開催しました。
MICEイノベーション研究会は、新型コロナウイルス感染症によって、大きく影響を受けたMICEビジネスについて、異業種、異分野との交流によって、新しいMICEのカタチをつくり出すことを目的としています。
研究会では、毎回、MICEに関する課題やニーズ発表、そして異業種からの課題解決技術(シーズ)提案発表を行っています。
今回の研究会は、3社からMICEの課題解決技術(シーズ)の提案発表と、先月コングレスクエア羽田にて開催した「第9回MICEイノベーション研究会&実証実験企画」の報告を行いました。
課題発表の1社目は、カナダのトロントに本社があるnextech AR Solutions Corp.のAR(拡張現実)技術に特化した「誰でも作れる多次元展開オンラインイベントプラットフォーム」などです。
その中の「ライブホログラム」は、講演スピーカーが自分の目の前に登場するなど、イベント開催を盛り上げるソリューションです。これらは、北米ではトレンドになっているということで、最新情報を交えて紹介されました。
次は、WJB合同会社の「オンラインプレゼンテーションツール~FirstClassView~」です。
4月にリリースされたばかりの新しいサービスであり、オンラインやハイブリッドで会議を開催する際、超低遅延で配信できる技術が組み込まれた配信プラットフォームについて、デモを交えて説明されました。
3社目は、株式会社バカンの「リアルタイム空席情報配信サービス『VACAN』」です。
これは混雑状況の可視化ができるサービスで、3密の回避をはじめ、安全安心なMICEの実現に向けて、利用者と施設運営者が今後どのように活用できるか、いくつかのパターンを提案されました。
最後に、事務局の髙久から、先月当社のMICE施設「コングレスクエア羽田」で開催した、「第9回MICEイノベーション研究会&実証実験企画」について報告しました。メディアも含め、多くの方々にご来場いただき、MICEに関する新たな技術やサービスへの関心の高さが感じられる会であったことなどを説明しました。
今回のプログラムは以下の通りです。
【課題解決技術(シーズ)提案発表】
◎課題解決技術(シーズ)発表(1)
北米で大流行中AR技術を活用したMICEソリューション
nextech AR Solutions Corp.
Director Japan Market APJ 安田 弓 氏
◎課題解決技術(シーズ)発表(2)
超低遅延でハイブリットセミナーを実現させるオンラインプレゼンテーションツール~FirstClassView~ (2021/4リリース)
WJB合同会社 事業企画 山口 史紘 氏
◎課題解決技術(シーズ)発表(3)
リアルタイム空き情報が切り拓く!MICEにおける一歩先のあたりまえ
株式会社バカン 事業開発本部 本部長 鈴木 慎介 氏
【第9回MICEイノベーション研究会&実証実験企画のご報告】
MICEイノベーション研究会 事務局 髙久 牧奈
発表内容の詳細は新産業文化創出研究所のウェブサイトをご確認ください。
https://icic.xsrv.jp/seminar/event11935/
参加申し込みは、「MICEイノベーション研究会のウェブサイト」からお願いいたします。