MICEイノベーション研究会 第19回
「第19回MICEイノベーション研究会」を開催しました
~「サステナブルMICE」実現へのアプローチ
今回の研究会のテーマは「『サステナブルMICE』実現へのアプローチ」です。
公益財団法人東京観光財団(TCVB)による「東京都MICEサステナビリティガイドライン」の紹介や、凸版印刷株式会社、株式会社CAN EAT、サステナブルイベントネットワークによる提案発表、GDS-Indexに関する情報提供という構成で、サステナブルMICEの実現に向け、「基本を紐解く」「共創で取り組む」「差別化を図る」の3つの視点からアプローチしました。
<基本を紐解く:『サステナブルMICE』実現へのアプローチ>
はじめに、公益財団法人東京観光財団(TCVB)コンベンション事業部長 戸田 加寿子 氏が、「サステナブルMICE都市・東京の実現を目指して」をテーマに、同財団が作成した「東京都MICEサステナビリティガイドライン」を紹介しました。
ガイドライン作成の背景について、戸田氏は2017年に行ったMICEに係る環境配慮調査の結果がきっかけであり、「国際会議開催都市のトップ10のうち、東京を除くすべての都市がサステナビリティに関して何らかの取り組みを実施していて驚きました」と話しました。
国際会議の主催者が開催都市にサステナビリティを意識した取り組みを求める傾向が強まっており、「誘致競争で東京が候補であり続けられるように、18年度にガイドラインを作成し、開催都市として、また事業者や会場などがそれに沿った提案ができるようにしました」と説明。ガイドラインの活用事例として、「第7回サスティナブル・ブランド国際会議 2023 東京・丸の内」「DMO六本木のサステナビリティ研修会」を紹介しました。
そして、TCVBの活動として、20年度に策定した「東京SDGs体験コンテンツガイド」を紹介した後、今年度はイベント単体で使用できる「CO2測定ツール」を開発し、「MICEにおいても、2050年のカーボンニュートラルに向けて取り組みを進めていきたい」と締めくくりました。
<共創で取り組む:提案発表>
次に、サステナブルMICEの実現に活用できる技術・サービス・事業アイデアの提案発表を行いました。
1社目は、凸版印刷株式会社 情報コミュニケーション事業本部 ソーシャルイノベーション事業部 ソーシャルイノベーション事業開発室 課長 大文字 一人 氏による「『言葉の壁を無くす』凸版印刷の多言語サービス、取り組みについて」をテーマにした発表です。
同社はこれまで、印刷会社として様々な印刷物の翻訳の仕事に関わってきました。在留外国人や訪日外国人の急増に伴い、2015年から“言葉の壁をなくすコミュニケーション事業”を展開し、多言語音声翻訳サービス「VoiceBiz」を開発。今回は「VoiceBiz」をサステナブルMICEに貢献できるツールとして提案しました。
「VoiceBiz」は、日本語に最適な国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の音声翻訳エンジンを採用しており、音声翻訳12言語、テキスト翻訳30言語に対応しています。ニューラル機械翻訳による、自然で高精度な翻訳をスマートフォン一つで利用できるサービスで、これまでに自治体や学校などで多くの導入実績があります。
2社目は、株式会社CAN EAT 代表取締役CEO 田ヶ原 絵里 氏による「国際的な食の多様化トレンドに向けて~MICE開催時に対応が必要な『食の知識』と『ツール』」をテーマにした発表です。
田ヶ原氏ははじめに、食事制限がある本人が、アプリで簡単に具体的な食事制限の内容を登録できるシステム“アレルギーヒアリングシステム”を紹介しました。
例えば海老アレルギーの場合、どの程度まで気を付けたらよいのかなど、調理方法によっては問題がないのか、具体的に登録することが可能です。従来は、ホテルや旅行代理店などの担当者は、海外からの招待者や参加者のアレルギーのヒアリングの対応を紙やメールで行っていたため、手間や管理リスクが少なくありませんでした。そこで同サービスによって、少ない人数で多くの参加者への正確なヒアリングや対応が可能になると提案しました。
次に、調理師が原材料の確認ミスをしないための“アレルギー管理サービス”を紹介。同サービスは、商品のバーコードを読み取るだけで、自動でアレルギー判定ができます。説明の中で、田ヶ原氏は自身のスマートフォンを使って商品のバーコードを読み取り、簡単にアレルギー表示を作成できることを示しました。
3社目は、サステナブルイベントネットワーク 西崎 龍一朗 氏が、「イベントをするほど環境・社会・経済を良くする実施方法とは」をテーマに発表しました。
サステナブルイベントネットワークは、イベントに関わる全ての人が、産業全体を持続可能なものにするために、現状の課題・機会・新たなあり方を業界の垣根を超えて学び合い、対話し、創出し、共有するプラットフォームです。
イベントの開催に伴う環境負荷については、2021年にイギリス・グラスゴーで開催された環境に関する国際会議「COP25」でも協議されました。サステナビリティが“あればいいもの”から“必要なもの”へ変わっている今、サステナブルイベントネットワークは、SDGsを言葉だけで終わらせるのではなく、イベント自体の魅力を損なわず、環境・社会・経済にの3つの側面のバランスがとれたイベント開催を目指す提案を行っています。
<差別化を図る:観光・イベントの視点から都市の持続可能性を可視化する世界唯一の指標「GDS-Index」>
最後に、GDS-Index 日本パートナー 西本 恵子 氏が、持続可能なまちづくりのコンサルティングを行う組織 GDS-Movement(スペイン・バルセロナ)が評価する指標「GDS-Index」について紹介しました。
「GDS-Index」は、観光や国際会議、イベントの視点から都市の持続可能性を客観的に示すことができる世界唯一の指標です。GDS-Movementは、「GDS-Index」に加盟している各企業や団体のサステナビリティの取り組みに対して評価を行い、分野ごとのパフォーマンスを数値化し、今後の改善点なども含めてレポートにまとめ、フィードバックしています。
加盟する都市は、自らのサステナビリティの取り組みに対する強みと弱みを把握し、それらを組み立て、都市の活動の中で発展させていく、いわば“サステナブルジャーニー”を行い、マーケティングプランを定めて実践することができます。すでに世界90都市以上が「GDS-Index」に加盟していることから、先進的な都市の事例の一部を紹介しました。
詳細は、今年6月から新たに窓口となったGDS日本事務局にお問い合わせください。
第19回研究会 開催概要
2022年7月22日(金) 16:00~17:35 オンライン開催・参加費無料
■プログラム
16:00-16:10 MICEイノベーション研究会について(研究会説明)
事務局 /ファシリテーター 廣常 啓一(新産業文化創出研究所 所長)
「サステナブルMICE」実現へのアプローチ
16:15-16:35 「サステナブルMICE都市・東京の実現を目指して」
公益財団法人東京観光財団(TCVB)
コンベンション事業部長 戸田 加寿子 氏
<発表主旨>最近、脱炭素やSDGsがメディアで取り上げられない日はありません。2015年9月に持続可能な開発目標(SDGs)が国連で採択されて以来、全世界でサステナビリティへの関心が高まっています。MICEの誘致・開催においても、サステナブルな取組を推進する都市・企業でないと主催者から選ばれない時代になってきました。
今回は、東京観光財団が作成した「東京都MICEサステナビリティガイドライン」策定の背景と目的、サステナビリティを取り巻く海外都市の動向、またMICE関連事業者に求められることなどについてお話をさせていただく予定です。
16:35-17:20 提案ピッチ
「サステナブルなMICEの実現に活用が期待される技術・サービス・事業アイデア」
①「言葉の壁を無くす」 凸版印刷の多言語サービス、取り組みについて
凸版印刷株式会社
情報コミュニケーション事業本部 ソーシャルイノベーション事業部 ソーシャルイノベーション事業開発室
課長 大文字 一人 氏
<発表主旨>在留外国人が増加し、外国人観光客の増加が期待されている状況の中、凸版印刷は社会課題である「言葉の壁を無くす」をキーワードに多言語サービスを展開しています。多言語サービスは観光、自治体、病院、学校などさまざまなシーンにおいてコミュニケーションの課題解決のために活用いただいています。
凸版印刷でサービス展開している、VoiceBizを中心にご説明をさせていただきます。
また、凸版印刷など複数企業・団体で研究開発に取り組んでおります、同時通訳技術(多言語翻訳技術の高度化)についてもご説明させていただきます。
②国際的な食の多様化トレンドに向けて MICE開催時に対応が必要な「食の知識」と「ツール」
株式会社CAN EAT
代表取締役CEO 田ヶ原絵里 氏
<発表主旨>アレルギー、ベジタリアン・ヴィーガン、ムスリム、妊娠、授乳中、持病など…世界人口の約3分の1が何かしらの食事制限を持ち、その種類は複雑多様化しています。
今後のインバウンド顧客の増加に備え、ホテル・ブライダル・旅行業界や大阪万博などは「食の多様化への対応」が急務となっています。
MICE関係事業者として、海外からさまざまな方を迎える皆様も、「そもそもどんな食事制限があるの?」「開催会場やケータリング会社とのスムーズな連携はないだろうか?」「どのお店にどういうマナーで連れていったらいいの?」というところに不安を感じられるのではないでしょうか。
株式会社CAN EATは、「宗教や体質に関わらず、すべての人が平等に外食を楽しむことができる」
食のパーソナライゼーションが実現する世界を目指しています。
食の多様化が取り巻く日本の課題やその解決策についてお話させていただきます。
③イベントをするほど環境・社会・経済を良くする実施方法とは
サステナブルイベントネットワーク
西崎 龍一朗 氏
<発表主旨>イベントを実施すると環境負荷が多く、廃棄物が約2トン/CO2が約100トン排出されます。(1000名規模のイベントの場合)
各業界でサステナビリティ向上への取り組みが進む中、MICE業界も例外ではなく主催者の持続可能性をリードする必要がある業界です。
これからのイベントにおいてのサステナビリティは「あれば良いもの(Nice-to-have)」から「必要なもの(Must-have)」へ変化しつつあり、どのように変われば持続可能なのか?
事例を用いて考えます。
17:20-17:30 「観光・イベントの視点から持続可能なまちづくりを促進し、MICE開催都市としての価値を高める『GDS-Index』」
GDS-Index日本パートナー 西本 恵子 氏
<発表主旨>GDS-Indexは、観光・イベントの視点から都市の持続可能性を客観的に示すことができる世界唯一の指標です。
2015年に ICCA(国際会議協会)の北欧部会の都市が自発的に始めた取り組みから、現在は国連のOne Planet公式メンバーとしても活動の場を広げています。
世界各地でコロナ禍からの回復が進み、海外からの訪日客を呼び込む国際会議や大規模イベントなどの誘致機会が増大しています。日本の各都市がこの機会を確実にとらえ、大型MICE誘致や観光復興を実現するためには、持続可能な都市として世界に認知される必要があります。
各都市の国際競争力強化につながる「SDGs・サステナビリティ視点」を取り入れるメリットを導入都市の実例を交えてお話しいたします。
17:30-17:35 事務局からのお知らせ
MICEイノベーション研究会について
会議や学会、展示会やコンベンション、イベントなどの実施や関連施設も今回、大きな課題を抱えることとなりました。この分野では、リアルなライブ環境で行って参りました。しかし、新型コロナウイルス感染予防の対策のため、現在は、人々が集積、交流、接触するリアルな会場での研究会などの開催も困難となっています。オンラインなどのバーチャルな開催が多方面で進められている中、MICEの在り方もコロナとの共存(ウイズコロナ)、また一旦変革した生活やビジネスのスタイルやMICE代替事業などのポストコロナとして大きく変わる可能性があります。
MICE形態の変化や様々な課題解決の対応、そして新市場の創造のためには、新たな技術や事業による変革が求められています。この分野でのソリューションは、類似するスポーツやエンタテイメントの事業や施設、また会議のスタイルやオフィスの在り方、教育の方法と教育施設、博物館や図書館、公園などの公共施設での応用も考えられます。つまり大きな変革を余儀なくされることによるイノベーションの創出機会、新市場の誕生機会と言えます。
オンライン開催に伴う通信や映像、通訳、記録、課金、コンテンツ化などの技術、また、各地の会場施設の有効活用やネットワーク化、MICE施設と活用事業者、新技術のビジネスマッチング、技術間や材料・要素技術と事業者とのマッチング、産学連携や研究開発の事業化に対する支援、スタートアップなどへの投資やインキュベーション支援なども予定しております。
■研究会参加メンバーと発表者(課題と課題解決策)の募集対象
・MICE(学会、会議、展示会、イベント、旅行等)事業に関わる方とその課題
・MICE関連の会場や施設(宿泊飲食施設含む)を保有、また運営に携わる方とその課題
・MICE関連事業や施設とその集客で生業を成す事業者や地域(国や地方自治体)
・MICE事業の主催者、出展者、企画運営者、参加者支援(移動宿泊食事)、その他の協力者とその課題
・博物館や科学館、美術館、映画館などの類似施設に関わる方とその課題
・エンタテイメントやスポーツ、教育等、MICE類似業界(応用市場)の方とその課題
・上記の課題解決や新たな可能性拡大に結び付く科学技術、事業モデル、製品をお持ちの方
・各技術と組み合わせることで効果を産み出す材料や技術、製品をお持ちの方
・MICE類似事業や施設の技術を、MICEへ導入を希望する方、またその逆
・関連技術や関連産業の研究者、事業者、業界団体、行政関係者
・新規事業としてMICEや課題解決業界への進出(新規事業、スタートアップ)をお考えの方
・研究開発や新技術、事業などに対して投資(ファンド、VC、CVC)や融資に関わる方
・上記の活動の支援機関や各種支援や協力が可能な方
・報道、メディア、情報発信関係者
・その他、情報収集やご関心のある方
■プラットフォームとなる研究会について
・MICE事業者や施設、主催者などから課題やニーズを調査、募集、企画整理、情報発信
・「ウイズコロナ・ポストコロナ」の新たな事業アイデア・潜在新市場・技術の調査、募集、企画、情報発信、提案(発表)、マッチング(マッチングに対する取引条件の整理確認)
・研究会では、課題やニーズ、つまり市場と課題解決策の技術や事業を結び付ける
・オープン(公開)な研究会セミナーや提案イベント(オンライン含む)を開催、参加
・オープン(公開)、クローズド(非公開)な形態を組み合せ各種ビジネスマッチングを実施
・事業化、製品化に向けた連携をワーキング(WG) や地域別、対象者別、テーマ別WGをオープン(公開)、または、クローズド(非公開)で開催(メンバー間のNDA含む)、成果発表の実施
・課題解決策の確立支援としては、研究などの科学技術と事業者を結ぶ産学連携や異業種の連携を実施
・1つの技術や事業者では課題解決に結び付かない場合は、複数の技術や事業者のアッセンブルをコーディネート
・仕入れなどのサプライチェーン確立と販路や流通などの商流マッチング
・研究開発や事業推進の為の投資や融資などの資金マッチング、ファンドの組成、運用
・事業化支援としてのコンサルティング、インキュベーション、アクセラレーションを実施
・1つの課題では市場としての規模が小さい場合、多様な課題を解決できるソリューションに加工し、市場拡大、横展開(国際展開含む)
・MICE業界での導入実験、テストマーケティングなどにより技術性、事業性追求
・新技術や新サービスの運用可能な人財の育成
・市場創造のための様々な仕掛けの実施
・業界支援の政策提言等
■研究会参加者メンバーとWGメンバーについて
・研究会への参加では、会員制度などの、資格や条件、費用などは発生いたしません。研究会のセミナーやピッチにご参加(聴講)の皆様は管理上、自動的に参加メンバーとして 登録させていただきますが、継続的な参加や不参加なども自由となっております。
・研究会の中での参加者同士、発表者との個別の連絡や交流、連携は、参加者、夫々の責任と節度を持って自由に行っていただけます。
・研究会ではテーマ、目的別の企画や部会となるWG(ワーキンググループ)も設置します。テーマ別の企画やWGは、参加者や発表者の希望で事務局が設置するものや、事務局が企画し専門家や支援機関などもコーディネートし実施するものがございます。
・研究会やWGは、基本オープンに実施いたしますが、テーマや進捗によりクローズドで実施する場合がございます。その場合は参加者や発表者からの要望や事務局判断でメンバーを限定させていただくこと(参加をお断りすることも含む)、場合によってNDAや参加者同士の合意を必要とする場合、実施途中での構成メンバー変更なども含まれます。
・様々なビジネスマッチングやインキュベーション、資金調達、デューデリなどの支援は、WGやプロジェクトの企画依頼者や支援希望者の依頼、支援機関の依頼などにより、契約(有償・無償含む)のもとに事務局が仲介して実施いたします。
・研究会申込の際にご記入・ご提出いただいた連絡先等、個人情報は、事務局の2社(コングレ、ICIC)の個人情報管理に関するポリシー範囲内で取り扱いいたします。
■主催
「MICEイノベーション研究会」実行委員会
◇実行委員
No. | 氏名 | 所属 | 役職 |
1 | 天内 義也 | 東日本旅客鉄道株式会社 | マーケティング本部 まちづくり部門 品川ユニット(事業計画) マネージャー |
2 | 井上 義則 | 株式会社八芳園 | 取締役 社長 |
3 | 岡野 雅則 | パナソニック オペレーショナルエクセレンス社 | 統合型リゾート(IR)事業推進本部 営業推進部 部長 |
4 | 加藤 篤史 | 羽田みらい開発株式会社 鹿島建設株式会社 | SPC統括責任者 開発事業本部 事業部長 |
5 | 倉橋 慶次 | 森ビル株式会社 | 森アーツセンター アカデミーヒルズ事業部 部長補佐 兼 フォーラムグループ 課長 |
6 | 小島 学 | キヤノン株式会社 | IR/MICE事業推進プロジェクト 主幹 |
7 | 染谷 誓一 | ぴあ株式会社 | 執行役員 / コンテンツ・プロデュース本部 副本部長 兼 ライブ・エンタテインメント本部 副本部長 |
8 | 花井 厚 | 株式会社リコー | デジタルビジネス事業本部 Signage-Contents事業統括室 室長 |
9 | 林 英雄 | 株式会社日刊工業新聞社 | 総合事業局次長 兼 イベント事業部長 |
10 | 深澤 克之 | 日本電気株式会社 | 首都圏統括支社 シニアマネージャー |
11 | 前野 伸幸 | 株式会社ホットスケープ | 代表取締役 |
12 | 矢端 謙介 | 株式会社日本政策投資銀行 | 地域企画部 担当部長 |
◇アドバイザリーボードメンバー 現在調整中
・実行員は、MICEイノベーション研究会の趣旨に賛同頂く、産官学金やクリエイター、MICE業界や主催団体、MICEに頼る地方都市など課題を持つ業界や課題解決技術を求める大手企業(ベンダー)、課題解決技術や事業を研究開発する業界、異分野で連携頂く業界などの皆様、専門的なアドバイスを頂く有識者、活動に呼びかけや応援を頂く各分野でご活躍の皆様に順次お声がけさせていただいています。
・承諾いただきました方から、随時、氏名を掲出させていただきます。
◇事 務 局 :
株式会社コングレ
MICEと総称される政府系国際会議、学術会議、企業ミーティング、展示会などの企画・運営におけるリーディングカンパニー。伊勢志摩サミットなどの首脳・閣僚級会議、医学系・工学系をはじめとする学術会議、産業団体主催会議、投資コンファレンス&ミーティングなど各種企業ミーティング、主催展示会ジャパンドローン・スポーツビジネスジャパンをはじめ年間取扱い件数は約200件。
(参加者数合計 40数万人)。この他、MICE施設などの管理・運営事業にも取り組む。全国約90施設。MICE施設においては、指定管理者制度などによるPPP/PFI施設の他、自社経営施設も有し、多数のMICE案件を受け入れる。
展望施設、科学館、水族館などの文化・観光施設においては、運営管理、チケット・案内業務、総合インフォーメション業務などの他、様々な自主企画にも携わる。
新産業文化創出研究所(ICIC)
シンクタンク機能とプロデュース機能の両輪により、今後、社会が求めるであろうニーズや注目されてこなかった潜在的な市場、これまで課題の解決策がなかった領域や将来訪れる課題などに注目し、それに対応する技術や製品、サービスなどを生み出し、市場導入すること、また、新たなライフスタイルや文化を創り出し、これに対応する技術や製品、サービスを適応させること、新産業や文化を創出する仕掛けをサポートすることで、イノベーションの創出を担う。以上のコンセプトから、様々な分野にわたり異分野が共創するプラットフォームとしての研究会や拠点を立ち上げ、これまでにないビジネスモデルを実証実験し、社会に提示していくことで街づくりからイノベーション産業・文化、また企業・事業・価値等の創造と好循環機能を目指す。
これまでも、早くからVRや3Dを活用したシアターや自動翻訳・通訳を活用した次世代テレビ会議システム、そうしたコミュニケーション空間、複数地点の地域教育プログラムの相互通信利用など複数の研究会やプロジェクトも開催してきた。