MICEイノベーション研究会

【マッチング事例インタビュー】Vol.01 | PRODUCTを繋いだ協業「メディアサイト×bravesoft」

 2020年7月に第1回MICEイノベーション研究会を開催し、来月には1年半を迎えようとしている。
 その間に、MICE業界へソリューションや事業アイデアを提案した企業も50社を超え、「MICE関連事業者/MICE施設運営事業者」と「提案企業」、「提案企業」と「提案企業」、「研究会参加者」と「提案企業」などのマッチングにつながっている。
 今回から研究会でのマッチングを通じて、協業が実現した事例をシリーズで紹介する。第1弾は、「提案企業」と「提案企業」のマッチング事例をピックアップする。

Vol.01 | PRODUCTを繋いだ協業

両社の協業は実にシンプルだ。

 運用まで丸ごとパッケージ化したサービスを提供している。これまでの実績として、オンライン授業などの教育の現場や製薬企業の企業セミナー向けに導入されている。一方で、コロナ禍による社会変容もあり、サービスの導入件数が増える中、課題も生まれた。
 「コロナ禍によって、オンライン配信の需要が伸びており、当社への問い合わせも増えていました。そこで、ユーザーから見てわかりやすい、使いやすい配信サービスを提供していく必要性を感じていたのです」(メディアサイト・山﨑氏)

メディアサイト 山﨑氏

そんな折、オンラインイベントの開催数が増加していることに注目し、自社サービスの次なる展開先として親和性の高いMICEを選んだ。

ああああ

協業による自社の動画配信サービスの拡張を考えたのは、MICEを新たな市場に定めたからだった。
このまま自社の配信サービスをMICE市場へ参入するには、解決すべき課題があった。

 「これまで当社が関わる動画配信は、視聴者が限られたクローズドの世界だったため、間違いなく動画が撮影され、配信する技術が重要であり、自社で開発した機材や技術で十分対応できていましたが、MICEなどのイベントにおいては、不特定多数に動画を配信するための受け皿が必要になります。受け皿であるプラットフォーム開発の技術が自社になく、その部分を協業によって補いたいと考えました」(メディアサイト・坂本氏)

メディアサイト 坂本氏

 そう考えていた矢先、bravesoftのイベントプラットフォーム『eventos』と出会った。3月にリアルで開催したMICEイノベーション研究会のマッチングイベントにて、bravesoftの後藤氏のサービス・技術発表とブースでの実際の体験で、そのユーザビリティの高さが、山﨑氏と坂本氏の目に止まった。

あああああああ

bravesoft 村山氏

 「『eventos』において、ユーザビリティは特にこだわっている点です。詳しい説明がなくとも感覚で操作し、簡単にイベントサイトを構築できる自社開発のCMSが実装されています。また、2か月に1度、機能やメニューのアップデートを実施して、常に改善し続けています。利用者の声が現場にどんどん寄せられています。その課題のうち、優先度の高いものや当社のターゲットに合致するところをねらって改善しています」とbravesoftの村山氏は話す。

まるで、パズルのピースがぴったりとはまるように両社のニーズがマッチし、協業に至る

 bravesoftの『eventos』は、プラットフォームとして、イベント開催に必要な参加登録、決済機能に始まり、オンライン展示会やライブ・オンデマンドの動画配信などの機能を備えている。しかし、オンライン配信する動画はZoomやTeamsのURLを登録するなど、別のサービスにつなげる必要があり、映像コンテンツ制作や編集の機能はこれまで実装されていなかった。それを今回の協業によって、メディアサイトの動画配信サービスが担うかたちだ。

 イベントのWebサイトは『eventos』、参加者がサイト内で動画を再生するとメディアサイトのシステムに切り替わる仕組みだ。お互いのサービスを補完しあうというシンプルな協業により、ワンストップ動画配信サービスが生まれたのである。

 なお、メディアサイトは、協業先を選ぶポイントとして、「メーカーなので自社製品の強みが生かせること」「双方が持つ顧客がクロスオーバーすること」「タッグというより実利的な重なりで、その後大きな展開につながる見込みがあること」という3点を挙げていた。これをbravesoftが満たしたことは協業実現の背景として大きかった。

左からブレイブソフト・村山氏、後藤氏、メディアサイト・坂本氏、山﨑氏

そして、次のフェーズへ

 両社は、インタラクティブ動画をフックに次の協業を検討していると語る。
「インタラクティブ動画」とは、再生中の動画のテキストや案内をクリックすると、詳細ページや外部のサイトが見られるなど、一方的な視聴ではなく、双方向でやり取りできる動画のこと。いわゆる「さわれる動画」だ。
 「メディアサイトは『Mediasite Extender』(仮)というインタラクティブ動画制作・配信システムの開発を進めており、今年度中のリリースを目指しています」(メディアサイト・坂本氏)

ああああ

 また、bravesoftも、最近注目されている動画マーケティングにおいて、インタラクティブ動画はトレンドの一つだと考えている。 「当社もインタラクティブ動画の市場性を重要視しています。当社の事業の柱であるイベントのDXを推進するイベンテック事業での展開も考えています」と後藤氏も話す。

bravesoft 後藤氏

 「テクノロジーでリアルの世界に何かをプラスオンしたい、と考えています。リアルの体験は体験として、テクノロジーで何ができるのか。それを考え、具体化していきたい」と村山氏も続ける。

 
メディアサイトとbravesoftが、オンラインとリアルの融合で、MICEにもたらす次の仕掛けが楽しみだ。

ああああああああああああああああ

メディアサイト株式会社
https://www.mediasite.co.jp/
bravesoft株式会社
https://www.bravesoft.co.jp/

MICEイノベーション研究会は、マッチングや協業をサポートします!
「貴社の抱える課題に対するソリューションを持つ企業」や
「貴社が求めるソリューション持つ企業」をご紹介します。お気軽にご相談ください。

次回の研究会は2022年1月19日(水)16:00-18:00の開催を予定しております。詳細が決まりましたら、WEBサイトやメルマガでご案内いたします。
また、今年3月にリアルで開催した研究会を来年3月に開催します。今回のメディサイト様とbravesoft様のように、マッチングから協業を実現する機会です。ぜひ、ご参加ください。

[お問い合わせ先]
MICEイノベーション研究会 mice-innovation@congre.co.jp