「サステナブルMICE」実現へのアプローチ
ポストコロナに向けて、「サステナブルMICE」実現のための準備は整っていますか?
世界中でSDGsやサステナブルな社会のあり方に関心が集まる中、MICE業界においても、その重要性が増しています。また、世界各地でコロナ禍からの回復が進み、国際会議や大規模イベントなどの誘致機会が増大する中、国際競争力を強化するためには「サステナブルMICE」の実現が不可欠です。
MICE主催者、関係事業者の皆様においては、MICEのリアル開催が回復する「ポストコロナ」に向けて、コロナ禍以前のやり方に戻るのではなく、グリーン購入の推進、食品ロスの削減、施工資材や印刷物の廃棄とリサイクル、CO2削減などに取り組む重要なターニングポイントであり、デジタル化やグローバル基準等あらたな手法も取り入れるなど、準備期間であると考えているのではないでしょうか。
そこで、今回の研究会では、サステナブルMICEの実現に向け、以下の3つからアプローチします。
・基本を紐解く|「MICEサステナビリティガイドライン(東京観光財団(TCVB)策定)」
・共創で取り組む|サステナブルなMICEの実現に活用が期待される技術・サービス・事業アイデア
・差別化を図る|観光・イベントの視点から都市の持続可能性を可視化する世界唯一の指標「GDS-Index」
MICE主催者、企画運営事業者、関連事業者、会場・施設事業者、行政、コンベンションビューローなど、MICEに関わる皆さまと一緒にサステナブルMICEを創りたいと考えております。
ぜひ、ご参加ください!
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■開催日時
2022年7月22日(金)16:00~17:35
オンライン(Zoom Webinar)
■参加費
無料
★参加登録はこちらから
https://miceinnovation19th.peatix.com/
■プログラム
16:00-16:10
MICEイノベーション研究会について(研究会説明)
事務局 /ファシリテーター 廣常 啓一(新産業文化創出研究所 所長)
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「サステナブルMICE」実現へのアプローチ
16:15-16:35
「サステナブルMICE都市・東京の実現を目指して」
公益財団法人東京観光財団(TCVB)
コンベンション事業部長 戸田 加寿子 氏
<発表主旨>最近、脱炭素やSDGsがメディアで取り上げられない日はありません。2015年9月に持続可能な開発目標(SDGs)が国連で採択されて以来、全世界でサステナビリティへの関心が高まっています。MICEの誘致・開催においても、サステナブルな取組を推進する都市・企業でないと主催者から選ばれない時代になってきました。
今回は、東京観光財団が作成した「東京都MICEサステナビリティガイドライン」策定の背景と目的、サステナビリティを取り巻く海外都市の動向、またMICE関連事業者に求められることなどについてお話をさせていただく予定です。
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16:35-17:20
提案ピッチ「サステナブルなMICEの実現に活用が期待される技術・サービス・事業アイデア」
①「言葉の壁を無くす」 凸版印刷の多言語サービス、取り組みについて
凸版印刷株式会社
情報コミュニケーション事業本部 ソーシャルイノベーション事業部 ソーシャルイノベーション事業開発室
課長 大文字 一人 氏
<発表主旨>在留外国人が増加し、外国人観光客の増加が期待されている状況の中、凸版印刷は社会課題である「言葉の壁を無くす」をキーワードに多言語サービスを展開しています。多言語サービスは観光、自治体、病院、学校などさまざまなシーンにおいてコミュニケーションの課題解決のために活用いただいています。
凸版印刷でサービス展開している、VoiceBizを中心にご説明をさせていただきます。
また、凸版印刷など複数企業・団体で研究開発に取り組んでおります、同時通訳技術(多言語翻訳技術の高度化)についてもご説明させていただきます。
②国際的な食の多様化トレンドに向けて MICE開催時に対応が必要な「食の知識」と「ツール」
株式会社CAN EAT
代表取締役CEO 田ヶ原絵里 氏
<発表主旨>アレルギー、ベジタリアン・ヴィーガン、ムスリム、妊娠、授乳中、持病など…世界人口の約3分の1が何かしらの食事制限を持ち、その種類は複雑多様化しています。
今後のインバウンド顧客の増加に備え、ホテル・ブライダル・旅行業界や大阪万博などは「食の多様化への対応」が急務となっています。
MICE関係事業者として、海外からさまざまな方を迎える皆様も、「そもそもどんな食事制限があるの?」「開催会場やケータリング会社とのスムーズな連携はないだろうか?」「どのお店にどういうマナーで連れていったらいいの?」というところに不安を感じられるのではないでしょうか。
株式会社CAN EATは、「宗教や体質に関わらず、すべての人が平等に外食を楽しむことができる」
食のパーソナライゼーションが実現する世界を目指しています。
食の多様化が取り巻く日本の課題やその解決策についてお話させていただきます。
③イベントをするほど環境・社会・経済を良くする実施方法とは
サステナブルイベントネットワーク
西崎 龍一朗 氏
<発表主旨>イベントを実施すると環境負荷が多く、廃棄物が約2トン/CO2が約100トン排出されます。(1000名規模のイベントの場合)
各業界でサステナビリティ向上への取り組みが進む中、MICE業界も例外ではなく主催者の持続可能性をリードする必要がある業界です。
これからのイベントにおいてのサステナビリティは「あれば良いもの(Nice-to-have)」から「必要なもの(Must-have)」へ変化しつつあり、どのように変われば持続可能なのか?
事例を用いて考えます。
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17:20-17:30
「観光・イベントの視点から持続可能なまちづくりを促進し、MICE 開催都市としての価値を高める『GDS-Index』」
GDS-Index日本パートナー 西本 恵子 氏
<発表主旨>GDS-Indexは、観光・イベントの視点から都市の持続可能性を客観的に示すことができる世界唯一の指標です。
2015年に ICCA(国際会議協会)の北欧部会の都市が自発的に始めた取り組みから、現在は国連のOne Planet公式メンバーとしても活動の場を広げています。
世界各地でコロナ禍からの回復が進み、海外からの訪日客を呼び込む国際会議や大規模イベントなどの誘致機会が増大しています。日本の各都市がこの機会を確実にとらえ、大型MICE誘致や観光復興を実現するためには、持続可能な都市として世界に認知される必要があります。
各都市の国際競争力強化につながる「SDGs・サステナビリティ視点」を取り入れるメリットを導入都市の実例を交えてお話しいたします。
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17:30-17:35
研究会事務局からのお知らせ
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<お知らせ>
募集中①:新型コロナウイルスの感染拡大対策に貢献するサービスや技術を持つ企業をはじめ、オンライン、オフライン問わずMICE(ビジネスイベント)にて、活用が期待されるサービスや技術をもつ企業の発表(ピッチ)参加を随時、募集しています。
募集中②:貴社・団体のその案件(課題)にマッチする技術・サービスを持つシーズ企業を、MICEイノベーション研究会で募集しませんか?マッチングやオープン・クローズドのワーキンググループの立ち上げなど、研究会でサポートします。お気軽に研究会事務局までお問合せください。
応募・問い合わせ先:mice-innovation@congre.co.jp